2012年7月30日月曜日

伝説の爆演

こんばんは、試験勉強から現実逃避中の近藤です。

来る8月12日に八尾市文化会館で神戸大学交響楽団さんとジョイントコンサートが開催されます。
詳しくは京大オケホームページをご覧ください。

競演曲目に京大オケの十八番であるレスピーギ作曲「ローマの松」より「アッピア街道の松」という曲があります。金管にとっては気持ちのよい曲だと思いますが(推論)、ビオラにとってこの曲はバイオリンと同じ音域を無理やり鳴らし、右腕が燃え尽きるまでトレモロを続けるという、(筋トレ的に)気持ちのよい曲です。今回私は競演曲に参加しないので、皆さん頑張って下さいね!

さて、以前私がこの曲の練習を見た際、「’伝説の爆演’でググれ」と言ったのですが、当時のメンツの方々は視聴済みでしょうか?当時スヴェトラーノフの名前を知っているパート員は居なかった記憶があります・・・。息抜きがてらに聴いてみてはどうでしょう?




’息抜きがてら’推奨です。頑張って聴くと動悸や息切れを起こす可能性があります。あと、決してマネしようとは思わないで下さい。

2012年7月16日月曜日

1回生レッスン補足

1回生から質問があったのでブログ上で答えようと思います。

右手のトレーニングとして挙げた「指弓」の使い方についてです。某教本にはアップとダウンでかなり大きく指の持ち方を変えるように書いてあり、おそらく弓の返しに指弓を使うのだろうと思います。その教本は分かりやすく教えるために持ち方の変化を誇張しているのではないでしょうか。

指弓について検索して貰えば分かると思いますが、これの使い過ぎはあまり良い結果を生みません。具体的には発音が不安定になり、無神経なボーイングになりやすくなります。



この動画の40秒過ぎくらいに、そのことについてマロさんが解説されてます。(ほんの少しですが)
プロのボーイングを見てみると、確かに指弓は最小限しか使っていないのが分かります。




曲の始めに一瞬ですがビオラソロが出てきます。弓の返しは指先だけでなく体全体を使っているのが分かります。こういう体の使い方が出来たらいいですねぇ・・・


↑逆に言えばビオラは体を使わないと弾けないものです。このビオラは41.7cmらしいです。
↓ただし、ゴリラ並みの体格を持っていれば・・・話は別みたいですね。 41.6cmのアンドレア・グァルネリがバイオリンみたいに見えます。


偉そうに色々書きましたが自分も分からないことだらけなので、自信を持って教えられることなんて少ないです。楽器の持ち方弾き方も人によって様々なので一様に矯正とかはできないんですね。

指弓についても右手が硬くなり過ぎず、使いすぎずで上手く活用できるといいですね。