2015年3月29日日曜日

197期がはじまりました

 のうみです。新歓のテントで「びおらぶろぐ読んでます」と言って先輩がたを戦慄させた(らしい)私も、とうとう3回生になりました。先輩になった今にして思うと、「びおらぶろぐを読んで来ました!」って言ってくるような新入生はかなり怖いですね。心配になります。
 いろいろなものに抵触したアレな記事ばかり書いているので、新入生が離れていかないかとても不安なのですが、まあこのブログを読んで「うーん」って思っても気にしないでヴィオラパートの新歓に来てくださいね。大丈夫大丈夫。怖くないよ。一回だけだから。

 3回生になったので、オケの中でもお仕事をすることになりました。私は、京大オケの公式HP特集記事を書く班のリーダーと、チケットの宣伝をする係のスタッフをやっています。宣伝係の中でやった仕事、編曲と4コマを書いたことくらいな気がしますけどね……。

作業途中の画像(クラリネット同期の熱い要望によりクラリネットだけ連符マシマシ)

『トムとジェリー』みたいにお互いがお互いに酷い事をするけど仲良しみたいな感じで行きたいです

 毎期恒例の和邇浜での合宿も終わり、いよいよ期が本格的に始まりました。京大オケ内ではアズカバンだの収容所だのと言われていますが、私は湖畔で楽器を弾くのをいつも楽しみにしています。

和邇浜と新入団員かみきったか(Va.2)

 詐欺写……と言いたいところだけどゴミがところどころに

今期はパーカーも作りました

 今期はたくさんの先輩がたが乗ってくださります。
 去年ずっと一緒だった4回生のみなさま、今年もよろしくお願いします。
 私がまだ乗っていなかった1回生のとき、とてもお世話になった2人についてはとても感慨深いものがあります。1回生レッスンの先生だったり1回生オケのエキストラだったりしたマングローブさん(Va.7)。隣で弾くときにとても頼もしくて、1回生オケを思い出します。懐かしいです。そして、裏の期(194)で総務をしていたさとうさん(Va.5)。合宿では、ごま油・塩・鶏ガラスープを駆使した異次元のおにぎりを作っていました。

 さとうさん(シェフ.5)の今後の活躍にご期待ください

 春と言えば卒業の季節でもありますね。京大オケでは、その年に大学を卒業・修了する人々が京大卒業式での式典演奏をします。京大の方も他大の方も一緒になって、《ニュルンベルクのマイスタージンガー》前奏曲などを演奏します。今年も沢山の方が卒業しました。
 ご卒業おめでとうございます。就職なされる皆様、お達者で。

将来の予行演習だそうです(このあと係員に怒られたそう)

初回パー練後コンパの後、風情あふれる代表家でひっそりとsbtさん(Va.6)を囲む会もしました。起きてるの家主と主賓と私だけだったけど。

バイト先のカラオケスナックで貰った大相撲チュニックを切る代表(Va.4)

代表が昔ニコニコでハウツー動画を見ながら縛ったデビュープレゼントのバランタイン

 こんなもんで、もうすぐ4月です。このパートにフレッシュでキラキラしたスーパーな新入生が沢山入ってくるのを楽しみにしています。請い願わくは因業が浄化されんことを。

 百万遍王将で見つけたとちまるくん

2015年3月23日月曜日

びよらどうでしょう2015 -京都府26市町村カントリーサインの旅- 最終夜

与謝野町の抽選で見事シークレットカード「城崎温泉」を引き当て、一転ホクホク顔でクルマに揺られる4人。

2日目の段階で制覇した自治体数、6。
残りの自治体数、19。

素敵な写真である

とりあえず昼飯
移動中の車内で、今後の方針を巡って議論が紛糾する。

だ「まさか本当に引き当てるとはな」
H「いやーよくやってくれた」
砂「去年はとうとう温泉行き損ねましたからね」
だ「さて」
H「このあとどうしましょうか」
砂「一応言っておきますが企画はまだ終わってませんからね」
だ「まあまあそうは言ってもだ」
H「ようやく旅行らしくなったんだぞ」
砂「いやそりゃあそうだけど…」
だ「なんだ外湯巡り行かんのか」
砂「いやそらもちろん行かなかったら意味ないでしょう」
H「城崎着くの何時くらいになんの」
砂「…だいたい15時くらい」
だ「そのあと外湯巡り行ったとして何時くらい」
砂「……17時とかそんなもんですかねゆっくりしてたら」
H「折角の観光地だぞお」
だ「17時に終わってどうするん」
砂「企画的には次の目的地を目指すんでしょうなあ」
H「温泉に入ってまた何時間もクルマに揺られるのかい」
だ「つまり京都府にもどるとそういうのかい」
砂「それが企画ですから…それに日曜だから仮に泊まるとしても宿なんか」
H「素泊まりで4800円ですって」
だ「安いな」
H「どうする」
だ「どう思いますマングローブさん」
マ「大変魅力的」
砂「…るるぶで見ると3800円のとこがあるっぽい」
だ「ほう」
H「決まりだな」
マ「すばらしい」

日曜とあって大変人通りの多い円山川沿い

温泉には目もくれずひたすら次の自治体へ(離れのお部屋)


観光地をものともせずひたすら次の街へ(快適なお部屋)

外湯なんて気にも留めず企画を続行(浴衣に着替えていざ外湯巡りへ)

「歓迎 佐藤様ご一行」

夜の円山川


朝湯を堪能してご満悦のマングローブ氏

志賀直哉ゆかりの桑の木

夜のコンパにて(砂糖はそうそうに寝てしまった)
だ「明日が最終日か」
H「あといくつ自治体残ってましたっけ」
だ「19やな」
H「本当にそうですか」
だ「おっ」
H「まず1日目に通過した自治体を数えてみましょう」
だ「ほう」
H「そして2日目に通過した自治体を加えてみる」
だ「なるほどなるほど」
H「そうするとほとんどの自治体に行ったことになる」
だ「通ってない自治体は」
H「通過した自治体に囲まれてるしいいんじゃないですかカウントして」
だ「名案やな」
H「すると残った自治体は」
だ「宮津だけやな」
H「まあその北隣の伊根町も残りますが」
だ「隣やしええやろ行ったことにして」
H「なるほどなるほど」
だ「どう思いますマングローブさん」
マ「いいと思う」

翌朝、城崎温泉から、残る目的地である天橋立…じゃなかった宮津市を目指して東へ走る。
我々への天罰かばっちり雨が降っていた

このような峠道を標高にして500m分登ってきた

…というわけで、今年度のびよらどうでしょう企画は終わりを迎えたのであった。


来年、どういうメンツで何をやるのか、そもそもやるのか。
余り期待しないでお待ち頂きたい。

ー完ー

2015年3月14日土曜日

びよらどうでしょう2015 -京都府26市町村カントリーサインの旅- 第2夜

笠置→綾部→和束の南北大移動によって初日からやられまくったわれわれは、一旦京都市に戻り、各々の下宿で十分な休息を取った上で翌朝6時に再集合することとなった。

そして、2日目の朝がやってきた。

2日目最初の抽選は、本日最初のドライバーを務めるHRN氏。
何となく舞ってます
「ツルが舞っている姿」をモチーフにした大変分かりやすい市章。
再び沈黙する一同。
われわれは再び、昨日何度も通った北行きの道を進み、港町・舞鶴市へと向かった。
この赤いところが舞鶴市
100キロを超える運転なので、昨日同様、およそ半分ほど運転したところでハンドルはだーやま氏の手に渡る。

ドライバー交代がてら休憩中の車内で、後部座席からおもむろに発言があった。

マングローブ「オレもちょっと運転したい」

すでにここまで300kmを移動していながら、なぜ一度もマングローブ氏は運転席に座らなかったのか。
それは、マングローブ氏が免許取得以来ほとんど「路上に出ていない」からである。

ここに至るまで、車内で何度も次のような押し問答があった。
砂糖「次の休憩でいよいよマングローブ氏もハンドルをですね」
だーやま「おぉっ、いよいよ」
マングローブ「人を殺したくない」
HRN「市街地抜けたらへーきですって」
砂「じゃあいきましょう」
だ「さすがゴールド免許」
H「運転して感覚を思い出していきましょう」
マ「君たち馬鹿?」

京都府内の某道の駅。朝9時半、広大な駐車場にはほとんどクルマの影は無い。
楽しい教習の時間である。
ゴールド免許の風格
マ「アクセルが右足…ブレーキって左足だっけ」
マ「パーキングブレーキが下りない」
マ「ウインカー…ウインカーってどうやって出すの」

異様な低速で、広大な駐車場の一角をコンパクトカーが10分近くグルグルグルグルしている。
これを誰も通報しないというのだから京都の人は心があたたかい。

砂「ではいよいよ路上教習へ」
だ「……いや、こーれはやめといた方がええやろ」
H「うーん」
マ「だから言ったじゃんかぁ」

楽しい休憩もそこそこに、旅は北へと続く。

ブレてますが舞鶴市の看板

流石元軍港、自衛隊のお船

防衛省の施設を視察する国立大学のみなさん

赤煉瓦の建物 中は集会所を彷彿とさせる雰囲気

時間が早く施設の中には入れなかった

先程のお船を別のアングルから

いきなり観光感が増してないかって?気のせいである。
さて、次の抽選では京丹後市へ。
運良く北部が続く
近年はとかくゆるキャラである
京丹後市のファミマで次の抽選
今までの移動を考えると嘘のような近距離。
ここでの抽選の結果、続いては与謝野町を目指す。
砂「北部の近場が続きますねえ」
だ「運がいいですねえ」
H「どおしてなんでしょうかねえ」
マ「おやおやあ?」

「南部のカードを全て抜いた」とかそういう不正は断じて行っておりません

与謝野町には「加悦SL広場」という施設がある。
かつてこの地域にあった加悦鉄道という私鉄で使われていた車両を中心とした鉄道博物館で、砂糖の強い要望により急遽立ち寄ることに。

事務所は旧加悦駅を復元したもの


いわゆる三等車車内

三等車のマングローブ 

なんだこいつ

だ「あいつイキイキしとるな」

運転手だーやま「たーのしいなこれ」

運転手HRN「しゅっぱつしんこーう」

除雪車の運転台からご挨拶

トロッコで爆走(できません)

事務所2階の展示室で抽選と今後の打ち合わせ
ご満悦の砂糖が、この旅で仕込まれたシークレットカードをとうとう引き当てる。
川沿いに土産物屋や宿が建ち並ぶ風情ある街
次なる目的地は、関西屈指の観光地「城崎温泉」。

さて、この企画はどうなっていくのだろうか。

第3夜に続く。

2015年3月11日水曜日

びよらどうでしょう2015 -京都府26市町村カントリーサインの旅- 第1夜

1年前の春、3人の男達が当ての無い旅に出た。
彼らにあるのは目的ではなく、ただ手段だけ。
そして、彼らの行く先を決めるのは、たった1個のサイコロである。
日本全国に張り巡らされた線路を、サイコロの目にしたがって東へ西へ。
たどり着いたゴールはその瞬間、知らないどこかへのスタートとなった。
昨年度本ブログで好評を博した、「サイコロの旅」のあらましである。


今年もまた、新たな仲間を迎え、男達は行き当たりばったりの不毛な旅に出発する。
今年度のびよらどうでしょう企画。
それは——
「カントリーサインの旅」。


簡単に今回の旅のルールを説明しよう。
クルマで移動していて、県境や市町村の境界に、このような看板が立っているのを見たことは無いだろうか。

これが「カントリーサイン」である。

このカントリーサインを目指して、クルマで旅をするというのが今回の企画だ。

毎回カントリーサインの描かれたカードを抽選し、出た自治体に移動。
到着したら次の抽選をし、また移動。
それを26市町村全てを回るまでひたすら続ける。

単純にして過酷、明快にして不毛な旅が、また今年も装いを新たにスタートする。

第1回目の抽選。マングローブ氏が出したのは、ここ。

最初の目的地は、京都府の南端、笠置町に決定。
この赤いところが笠置町

最初のドライバーは砂糖(免許所有歴2年半)
「さっさと京都市抜けたい」という顔

マングローブ氏(免許所有歴6年)と新規メンバーのHRN君(免許所有歴1ヶ月)

寝てやがる

城陽市でお馴染みのあの施設に遭遇
京都市を出発することおよそ2時間。
一般道をひたすら走り、ようやく笠置町に到着。
笠置町運動公園で一休み

しかし、ここで終わりではない。
次なる目的地を、カメラマンだーやま(免許所有歴1ヶ月)が抽選する。
「a」の字をイメージした市章

京都府の南端から一路、綾部市を目指して走る。
有に100キロを超える大移動

京大桂キャンパス近くで昼食
途中でドライバーをHRN→だーやまと交代しながら、2時間あまりかけて綾部市に到着。
何もな(ry

息つく間もなく、次の抽選を砂糖が行う。
輪が4つ束になったデザイン
だーやま「これどこか分からんな」
HRN「北の方だといいんですけど」

輪が4つ束になったデザイン。
輪(わ)が束(つか)になっている。

このマークが示す次なる目的地は、京都府和束町。

笠置町のお隣


砂糖「」
一同「」

責任を感じて再びハンドルを握る砂糖

ほぼ来た道を戻るようにして、ルールに従いまたしても京都府の南端へと向かう。

したたかに雨が降ってきた
夜も更けてきた。和束町まではあと数十キロを残すところ。
普通の田舎道を進んでいたナビが、突如、山へ向けた脇道に舵を取りはじめる。
夜が更けてきたのだが明らかにナビの示す道がおかしい
道はどんどん山を登っていく。
人跡は進む毎に絶えていく。
道はいよいようねりを増し、幅を狭めていく。

とうとう、街灯のない峠道に足を踏み入れてしまった。

左側には側溝、右側には崖。
当然ガードレールなど無い。

砂糖「みんな死んだらゴメンね」
HRN「こーらやばいな」
だーやま「(カメラを回しながら)何も映らんな」
マングローブ「(寝ている)」

4人分の命を手元と足下ににないながら、午後7時、降りしきる雨の中、ようやく和束町に到着。

砂糖「…とりあえず今日は一旦京都市に帰りましょう」

こうして、1日目の旅は京都府をひたすら南北に反復運動して終了したのだった。

第2夜に続く。