2015年12月25日金曜日

3年目のチキン —びよらクリスマス会の舞台裏—

春の「どうでしょう」企画以来の投稿です。さとうです。

さて、今年もびおらぱーと恒例のクリスマス会が天皇誕生日に行われました。
その詳細は別の機会に譲るとして(書かれるとは言っていない)、クリスマス会があるということは、今年もシェフとパティシエが断りゃいいのに人がいいからなんだかんだと言って結局引き受けて仕事をしたということです。

この2人が引っ張り出されるのも3年目。老兵は可及的速やかに消え去り、技を伝え、後進を育成しなくてはなりません。
楽しいパーティーの裏で、何が起きていたのか。
今回は、「ローストチキン」製作の舞台裏をお届けしようと思います。

ーーーーーーーー
午前11時。注文した鶏もも肉が届いた。
去年までは前日までに届くよう手配して下ごしらえをするのだが、今年は注文の時期が悪く当日朝の配達に。一晩調味液につけ込むのは無理なので、数時間でできる一番シンプルなレシピを採用することにした。ちなみに鶏肉は九州産のものを使用している。
今年の製作数は14本。
まずは、下準備だ。

こいつを調理していきます

下準備、といってもそんなに難しいことはない。
用意するのは塩、以上である。
今回はマリネもしたからサラダ油(オリーブオイルだとなおよい)、香り付けのローリエ、コショウも使ったけど、まあこっちはあってもなくてもいい。

肉の両面にがっつり塩を振っていきます

塩が味付けの中心なので、案外がっつり振って問題ない。肉の表面に塩の粒が見えるくらいでちょうどいい。どーせお酒と食べる人もいるだろうし、多少味が濃くってもへーきへーき。

塩を振ったら、このサイズだと1時間半〜2時間ほど冷蔵庫で寝かして、塩をなじませる。
マリネもする場合は、油を回すために3〜4時間ほど漬けておく。できれば途中で表裏を返して、油がまんべんなく行き渡るようにしよう。

このようにタッパなどに詰めて冷蔵庫で寝かせること数時間

ここまでできたら、あとはオーブンに入れて焼くだけ。オーブンシートを敷くといい。
230度で40分、もちろん余熱も忘れずに。もし200度くらいまでしか上がらないオーブンの場合は、1時間くらい焼いてみて様子を見よう。
焼けているかどうかの目安は、肉に爪楊枝を刺して確かめる。
すんなり刺さって肉汁が出てきたら、まあ大丈夫。
刺さるには刺さるけどほんのり弾力を感じる場合は、もう少し焼いてみよう。

見た目は変わらないけどしっかり味と香りが付いています
オーブンに放り込みあとはひたすら待つだけ

40分後。
上手くいっていれば、部屋中がジューシーな香りに満たされるはず。
焼き上がりの図

今年は1回生2人に、焼き上げの工程を手伝ってもらいました。ありがとうございました。


来年は誰が作ってくれるのでしょう。楽しみですね。

作った甲斐がありますよね






0 件のコメント:

コメントを投稿