国境を超えて雪国になるのはまた別の話ではあるが、やはり豊岡や城崎は日本海に近いということからそこかしこに雪を残す情景が見られた。
さて、デジタルカメラのコードが見つからなかったこともあってブログを更新するのが遅れた間に先を越されてしまったのは残念なことだ。今回はひたすら叙事的に、stoicに書いていくのみになりそうだと私は思った。
長い鈍行列車の旅も終わりをつげ、列車は城崎温泉駅に到着する。そこからバスに乗って目的の宿へ着く。
H「俺の一番好きなスポーツ知ってる?」
S「さあ……」
H「ラグビーだよ!」
S「そうですか……」
H「最近こいつ俺に冷たいよねえ」
男どもに割り当てられた部屋はそれなりの広さがあって、そこには既に布団が敷かれていて私らはやや感動したりした。
早速外湯巡りをするということになって各々はおもむろに浴衣をつけはじめる。その中光ったのはやはり浴衣マイスターの二つ名を持つSであったのは記憶に新しい。
この後外湯巡りに繰り出たわけだが、如何せん私はカメラを持ってくのを忘れてしまって写真を撮ることができなかった。さらにたちのわるい事に小銭を2枚しか持っていかず、その結果あのふてぶてしいMに頭を下げて札を1枚貸していただくはめになったのだ。
※というわけでこの間の写真はありません
旧トップH氏は2つほど外湯巡りをした後に宿の方へ戻った。そこで、最上回生たるH氏とマングローブことN氏、S、M、そして私は五人で外湯巡りを再開したが、地蔵湯という外湯の1つでMを紛失。私たちは二十分ほど待ちぼうけを食わされた。結局彼は地蔵湯にいつまでも入っていて、その後ものも言わず宿へ戻ったそうだ。さすがである。
四人は累計五度風呂に入ってくたくたになった。湯でのぼせそうになっては外気で冷え、のぼせそうになっては冷えの繰り返しとなった。
宿に着いて念願のバイキングが待ち受ける。皆が好き勝手に色とりどりのおかずを皿に乗せる中、一人やたら緑っぽい皿の人がいたこともやはり心に留めておこう。
腹一杯になった後は温泉地恒例の卓球大会で汗を流した。一組別次元の戦いを繰り広げる者たちがあったが、それはそれで置いておいて、私ら四人は平和に卓球を楽しんだ。
一瞬枕投げを試みる。
やがてしめやかにコンパが男部屋で幕を開ける。
いろいろな経験談が語り合われ、そのうち私とMは部屋を抜けだして、夜の宿を探検したりした。朝の六時までかけてカイジを全巻読むという阿呆者はたぶんこの時出た。
翌朝、皆々水族館へ行く気力は残っていなかった。チェックアウトの制限ぎりぎりまで宿に残って色々やっていた(TしまさんのブログをCheck!)らしいが、私は折からの圧倒的睡眠不足でずっと布団の中にいたという。
地ビールを嗜む。
浴衣マイスターはビールの飲み方方面についてもマイスターたるドヤ顔をお示しになった。
二日いて、自分らは此処を去った。それから、もう三日以上になる。自分らは「発表会で大失敗」になるだけは助かったらいいな。
※参考文献:志賀直哉「城の崎にて」
おまけ
空を翔る大鳥を表現 |
「翔くん」と「舞ちゃん」に挟まれて |
ほほえむマングローブ氏第二弾 |
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