2012年5月21日月曜日

ヴィオラ紳士の集い ―イタリアンとウィンナワルツの夕べ―

ヴィオラ男性陣、というと、一体どんな印象を皆さんはお持ちだろうか。



「高潔で思慮深く紳士的」という姿が世間一般には大きく誤解され、広くは

「ラーメンを常食する」
「考えてみると取り立てて特徴が無い」
「自分は紳士だと言い張る残念なやつがいる」

など、本来の在りようとは全くかけ離れた捉え方をされているように私は思う。
その原因としては

「情報化社会の過度な進展(Twitterの普及等)」
「日本の高等教育システムの構造的欠陥(授業に行かないと単位が降ってこない)」

など様々なものが考えられるが、とりあえずここでは「世間から誤解されている」という点を大いに強調しておきたい。


しかーし。

びよら男子もやろうと思えばできるのである。


聞けば、女性陣は近頃頻繁に「女子会」なる集いを開催しているそうではないか。

美味しそうな料理、華やかな会話、楽しい時間…


「よし。びよら男子会すっぞ。」


ある夜燦然とタイムラインに現れ出でたこのつぶやきとともに、
この男子会プロジェクトはスタートしたのである。



ある日曜の午後6時半。
あの男の家に、漢たちが1人、2人…と集まってくる。

ある者はパスタ1Kgとベーコンを携え、
またある者はしこたま酒を携え、
またある者は返しそびれていたDVDを携えて。


そして、三々五々と集まってくる客人を、
深紅のエプロンをまとい黙々と厨房で待ち受ける男―この家の主―がいた。


本企画の立案者にしてヴィオラ2回生随一の残念女子力系男子、S藤氏である。


最初の一皿ができた。
宴の幕開けである。


まず、最初の1品。


昨年クリスマス残念会においても披露された、じゃがいもと鶏肉のグラタン。
ホワイトソースから作るという、無駄な手の込みよう。
ちなみに写真手前は、2月のツイッターアカウント作成以来TLに燦然とその名を輝かせている #男の中の男O 木兄。
奥で「どうしようこの人…」とでも言いたげな笑みをたたえているのが、1回生のI藤君。この不毛な宴に、何と2人の1回生が参加してくれたんですよ。


2品目。
 ベーコンとシメジのチーズトマトパスタ。
食材はほぼ御陵の業務スーパーで仕入れた。


3品目。
ちょっとわかりにくいですが、炊飯器で作ったパエリア。
杏露酒を手に不気味な表情を浮かべる#男の中の男O木を無視するともしきれない顔をして奥に座っているのが、もう一人の1回生E川君。


ちなみにこの企画、裏テーマが「水曜どうでしょう鑑賞会」。
食事の間中テレビにはずっと「激闘!西表島」が流れ、参加者の心を楽しませてくれました。この番組の不毛さは、ヴィオラ男子のそれに響くものがあるらしい。
食事の合間に「水曜どうでしょう」を楽しむ参加者た
 

もう少し食べたい、というので作ったのが、4品目の即席カルボナーラ。

名酒「山田(錦)」とともにいただきました。



さて、料理はこれで一通り出そろった。
シェフの出番はとりあえずここでおしまいである。


しかし、何かを忘れてはいないだろうか。
女子会の記事にあって、今のところ男子会の記事にないもの…

華やかさ?いや、それは期待すべくもない。

そう、デザート。
我々には甘いものが足りない。


だが、本企画の原点に立ち返っていただきたい。
女子会が楽しそうだから男子会をやるのである。
女子会にあったものは男子会にもなければならない。

ここで、筆者はもう一人のシェフ―いや、パティシエを紹介しなくてはならない。
ヴィオラ2回生ほぼ唯一のまともそうな人にして本企画の共同立案者、そしてヴィオラ花見係県蛍係、H野を。

彼が会場に現れた時、何かをひそかに冷蔵庫へとしまっていたのだった。
今、その何者かが満を持して明らかになる。
デザートの部1品目、パンナコッタ。
タッパーは花見でチラシ寿司を作った時のものである。
これがまた実に美味しい。
こんな不毛でしょおもない集いに供するにはもったいない美味しさである。

続いて2品目、チーズケーキ。
炊飯器で作ったのだという。
「いやークリームチーズがなかなか溶けないんですよお」
と作成秘話を明かすH野はさながら女子であった。
これも実にうまい。S藤氏が作り方を教えるよう迫っていたとの目撃談もあるが確証は取れていない。

もちろん、みんなだまーってただ食べていたわけではない。
男子会ならではの話にも多々花が咲き、それはそれは楽しい時間が深夜まで続いたのだが、その詳細は参加者の社会的尊厳に多大な影響を及ぼす恐れがあるため割愛させていただく。ただ、参加者の決議により、次回以降の会の正式名称を「ヴィオラ紳士の集い」とすることになったことだけは付記しておく。


どおです?
ヴィオラ男子もここまでできるのです。


料理系の企画って楽しいですよね。
またぜひやってみたいものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿